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介助犬の訓練

ユーザーと介助犬が心と心でつながるために

「指示を出さなくても心で通じ合い、介助をしてくれる介助犬を育てる」
これが当協会の想いです。このような介助犬を育てるために、従来の枠組みを超えた「犬たちの心を育てるトレーニング」をしています。当協会では心を育てる12カ条をもとに犬たち自身が考え、人と幸せに過ごせるように日常の生活の中で介助犬を育てています。

当協会のトレーニング

心を育てる12カ条

■ 愛すること
  • 1. 訓練犬の可能性を信じる
  • 2. 育てる事を楽しむ
  • 3. 犬の話を十分に聞く ~犬のことを理解する~
■ 厳しさ
  • 4. 人と暮らすルールを教える
  • 5. 訓練犬の意志の教育
  • 6. 訓練犬に我慢を教える
  • 7. やり遂げる厳しさを教える
■ 信頼関係
  • 8. 訓練犬との意思の疎通
  • 9. 安心感を与える
  • 10. ありのままを受け入れる
  • 11. 訓練犬を尊敬する
  • 12. 介助犬としての使命感を与える

犬たちの可能性を信じる

心を育てるトレーニング方法では、犬たちがもつ大きな可能性を引き出すことができます。当協会では、犬たちが健康か、ユーザーの希望する介助動作が犬の身体的に可能か、人が大好きで凶暴性(心に傷)がないかなどで適性を判断しています。

コマンド(指示語)はユーザーの言葉で

当協会では一般的な英語ではなく、ユーザーがかけやすい言葉でトレーニングをしています。それは、ユーザーが慣れ親しんだ言葉にすることでよりスムーズに気持ちが伝わるからです。大切なのは言葉という形ではなく、発する側の気持ちだと考えています。

主な介助動作
  • 物の拾い上げ
  • 上体おこし
  • 物の運搬
  • ドアの開閉
  • ベッドへの移動介助
  • ペットボトルのふたを開ける
  • 特定の物を手元に持ってくる
  • 割り箸を割る
  • 衣服や靴を脱ぐ介助
  • コンビニおにぎりを開ける

訓練の流れ

貸与犬の場合 所有犬の場合
1ヵ月 希望申請書提出
矢印
補助犬全般のことや、犬についての基本学習
矢印
希望者に合った犬選び
・必要な介助ができる体格に育つか
・お住まいの環境に合うか
矢印
訓練犬(子犬または成犬)の迎え入れ
希望申請書提出
矢印
所有犬の介助犬適性を検討
矢印
補助犬全般のことや、犬についての基本学習
矢印
所有犬とユーザーとの関係を修正
・愛犬と飼い主の関係から、介助犬とユーザーとの関係へ
2ヵ月 信頼関係を築きながらしつけ開始 基礎トレーニング開始
  • ・指示に従う、動かずに待つ
  • ・適切なポジションで歩く
  • ・様々な関心対象を無視する・・・など

介助トレーニングも平行して開始
  • ・ニーズに合わせた介助動作・・・など
6ヵ月 基礎トレーニング開始
  • ・指示に従う、動かずに待つ
  • ・適切なポジションで歩く
  • ・様々な関心対象を無視する・・・など

介助トレーニングも平行して開始
  • ・ニーズに合わせた介助動作・・・など
1年 環境トレーニング開始
・公共の場所でも落ち着いて行動できる・・・など
1年6ヵ月 環境トレーニング開始
・公共の場所でも落ち着いて行動できる・・・など
認定試験
アフターフォロー
2年 認定試験
アフターフォロー

訓練は3段階

基本的な指示に従える段階、ユーザーのニーズに合う介助動作を身につける段階、ユーザーとともにどんな場所でも落ち着いて行動できる段階と順を追って訓練を重ねます。最後に、厚生労働大臣が指定した法人が行う認定試験に合格することで、初めて介助犬として認められます。当協会では、他団体で訓練された介助犬の認定も行うことができます。

期間は1.5~2年間

厚生労働省の定める基準では、基礎訓練に実働60日間以上、介助動作訓練に実働120日間以上、合同訓練に実働40日間以上が望ましいとされています。しかし当協会では、ユーザー自身が介助犬を育てるという考え方で訓練を実践しております。通常1.5~2年間とやや長期の訓練期間が必要となっています。

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